くまりゅう日記

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2015-02-18

日記

やっと体調が戻った。まだちょびっとだけ咳が出るけどまあ平常の域でしょう。

先週は水曜くらいまではまだなんだかだるくて、しかし水曜も仕事してて、木曜には楽になってきてたんだけど帰れずに会社の机の下で寝てた。でもそのころにはもう回復してたんでそんなにつらくもなかった。あと土曜も仕事してて、日曜は起きたら14時半だった(寝たの5時過ぎだからだよ……)。日曜に呼び出しがなかったのでこれでしばらく仕事に余裕が出そうな気がするわ。

でもあんまり休めてないので疲れてる気がするなぁ。

[fossil] fossil 1.30

もう一ヶ月近く前になるけど、fossil 1.30が出てたので変更点の適当な訳を上げときます。fossilは小規模チームで便利な全部入り(?)分散バージョン管理ソフトです。

2015-01-19 11:29:00
 
これはバージョン1.30です。主な変更点は以下の通り:

fossil bundleコマンドを追加しました。
fossil purgeコマンドを追加しました。
fossil publishコマンドを追加しました。
fossil unpublishedコマンドを追加しました。
/treeページで各ファイルの年齢が表示されるようになり、年齢でのソートもできるようになりました。
/brlistページでブランチ毎により多くの情報が表示されるようになり、列の見出しをクリックすることでソートできるようになりました。
Dockerのサポートを追加しました。Dockerをインストールして"sudo docker run -d -p 8080:8080 nijtmans/fossil"と打つだけで起動できます。
fossil fusefs DIRECTORYコマンドを追加しました。これは指定したディレクトリにFuseファイルシステムをマウントし、過去全てのチェックインの読み取り専用コピーを展開します。FuseFSをサポートしたシステムでのみ動きます。
全ての設定操作を記録する管理ログを追加しました。
/sitemapページを追加しました。
/bloblistページを追加しました。
fossil newが既定で初期空コミットを作らないようになりました。空リポジトリをチェックしたあと最初のコミットが初期コミットになります。
fossil all dbstatコマンドとfossil all infoコマンドを追加しました。
SQLiteをバージョン3.8.8に上げました。
fossil cleanコマンドに--verilyオプションを追加しました。
autosyncがエラーを返すまでの試行回数を制御する"autosync-tries"設定を追加しました。
zlibのかわりにminizを使ってビルドするコンパイル時オプション(--with-miniz)を追加しました。既定では無効です。
"TH1 hooks"機能でコマンドやウェブページのカスタマイズや新規追加ができるようにしました。既定では無効になっており、コンパイル時オプションで有効にできます。
TH1に[checkout]・[render]・[styleHeader]・[styleFooter]・[trace]・[getParameter]・[setParameter]・[artifact]・[globalState]の各コマンドを追加しました。主にTH1 hookで使用します。
コマンドラインでのタイムライン出力時に、検出したターミナルの幅に合わせて出力幅を調整するようにしました。
チェックイン時に無効なUTF-8を修正するかユーザに提示するようになりました。
/infoと/artifactページで行番号の表示・非表示を切り替える設定を追加しました。
多くのコマンドにおいて知らないコマンドラインオプションを黙って無視せずに、エラーを出すようになりました。
内部的に使用されるURLのほとんどで40文字フルのSHA1ハッシュを(省略せずに)使用するようにしました。
Windowsで"ssh:"同期を使う際にsshクライアントとして"ssh"でなく"plink.exe"を使うようになりました。
接続が切れた際に部分的にcloneされないようにしました。
301リダイレクトと302リダイレクトを区別するようにしました。
コミットが別ブランチに行われる限りは閉じたチェックインに対するコミットができるようになりました。
WebインターフェースでページロゴやCSSなどの共通リソースへの不要なリクエストを減らすように、キャッシュ制御を改良しました。
昔から稀に起きていたsyncが完了処理中に黙って失敗するsyncプロトコルのバグを修正しました。このバグ修正以前は同期する2つのリポジトリで"fossil sync --verily"を実行しないと上手くいかないことがたまにありました。
files_of_checkin仮想テーブルを追加しました。fossil sqlでのアドホッククエリをするのに使ったり、内部的に使用したりします。
TH1変数として"$secureurl"を追加しました。ヘッダやフッタに使えます。
(内部的変更:) ソースツリー内の別個のファイルをコンパイルしたバイナリでバイト定数配列として扱えるように取り込める機能を追加しました。この機能は--tk diffオプションを実装するTkスクリプトを編集しやすい個別のファイルで扱うのに使います。
(内部的変更:) コンパイル時にprintf形式のフォーマット文字列の正当性をチェックするシステムを実装しました。
POODLE SSL 3.0脆弱性としても知られる、CVE-2014-3566を修正しました。
ドキュメントの修正と改善を多数行いました。
その他、細かいバグを修正しました。詳しくはタイムラインを見てください。

syncプロトコルのバグ修正についてのところは訳に自信ない。あと–verilyは原文ママなんだけど、たぶん–verify。 閉じたチェックインてのもなんだかよくわかってないな。

前回のリリースが半年も前なこともあり、ものすごい変更入ってますな。TH1スクリプトでコマンドやページを作れるってのはすごいけど、こういうカスタマイズやると楽しくてキリなくなるからデフォルト無効は正しい。

bundleは特定のブランチはチェックイン(リビジョン)をファイルに書き出す(当然読み込むのもできる)機能ぽい。ファイルでやりとりするのに便利てことね。パッチまとめた形とかになるのかと思ったけど、フォーマットはバイナリ(SQLite3のDB)だからfossil以外では使いづらいか……。

publishはプライベートだったbranchを公開するのに使う模様。非公開ブランチ(同期されない)はbranch作る時に–privateをつけると作れる。一旦公開にすると非公開にはできなようだ。

purgeはゴミ箱機能。ブランチとかゴミ箱につっこめるっぽい。便利。実際消すんじゃなくてゴミ箱のつっこむだけなので、やっぱり必要になれば復活もできるのが安心。

今回のリリースには関係ないけど、fossilのサイトのcssが新しくなってかっこよくなってた。そのうちリリースにも入るんだろうか。


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