続いて3日目です。朝は普通に7時くらいに起きた。ごはん無いけど、まあそれほどおなか空いてもないのでいいか。それより疲れた……。
ホテル出たら雨が降ったのか地面が濡れていた。既に降ってなかったからよかったけど。
マンガとかアニメをどうこうするコース。思ったよりこういうセッション無いのね。 しかしこれも、いくらかそれっぽい人を集めて適当に自分のやってる研究をしゃべりまくるだけの物でいまいちだった。 マンガやアニメというよりはもっと広いNPRな感じだったので、そういう名前にした方がよかったんではないか。
一人目の最初は写真→マンガっぽくするやつについて。背景描くのは大変なので写真から背景作ったりできねーかなーとかなんとか。ハーフトーンではちょっとそれっぽくならないので、濃度とか密度毎に対応するスクリーントーンに置き換えてみたよ、という感じ。単純にそれだけでは上手くいかないので、同じようなパターンの領域が隣り合わないように調整したりとか上手いことやるようだ。向きを合わせて回転したりもしてたっけかな? 出来た画像はなかなか素敵なものだが、さすがに漫画に貼るには実写すぎるわな。普通に写真のモノクロ化に便利そう。
マンガの半自動色付けについて。ケータイ向けのマンガ配信ではモノクロではちょっとがっかりなのでカラー化するんだけど、カラー化しんどいので自動化しました的な。さすがに半自動だけど。 適当な領域について色でなぞると、領域を勝手に認識してその辺を全部塗り潰してくれるし、さらに同じであろう領域も認識して同じ色で塗り潰してくれるとのこと。めちゃくちゃすごい。領域が開いていてもぶびゃあってならずに、ちゃんとそれっぽく塗ってくれるようです。しゅごい。
最近まんがのフルカラー版とかいうのが出てたりしてなんなのかと思ってたけど、ケータイ向けにこういうので色つけたのを本でも出してるってやつだったんだねぇ。と思いきや……?(続く)
あとはセルアニメの自動立体視化について。立体視の映画とか普通になってきてるけど手書きのセルアニメは厳しいよね。描けって言われても困るし、3DCGもいいけどまだまだ手書きが主流だし。ということでセルアニメになんとか深度値を自動でつけてやんよ!とのこと。ていうかPapersで発表あるんで詳細はそっちでな、といいつつ解説してた。
二人目の人は何の話してたっけ……。あー、似顔絵自動生成システムを作ったよという話だった。 顔認識してパーツを似たイラストのDBから探してきてうまいこと変形して当て嵌めるとかいう感じの。 元MSの人でOffice 2003の日本で売ってたやつに乗ったよとか。
あと風景写真を絵画風にするのとか。これははがきスタジオに乗ったとか言ってた。どっちも日本でしか出てねぇのか。 他にもいろいろしゃべってたような気がするが忘れかけてるので略。 この人の話はめちゃくちゃ速いうえに途切れなくしゃべりまくるのでしんどかった。 他人の話への質問に割り込んで長々と回答しちゃうくらいだったし。うぜぇ……。
三人目は東大の五十嵐先生。いつものTeddyとかそんな感じなので略。なんかLive 2Dもデモってた。
あと五十嵐研究室の学生の発表でモーションコミックスを作る支援ツール。 モーションコミックスってのは何かっていうとケータイ向けにマンガを1コマずつ表示するけど、なんかエフェクトがついてるやつ。 日本語ではよくなんて言うんですかね。まあアレ。
モーションコミックスの作られ方解説がおもしろかった。元のマンガをスキャンしてパーツ分けして、色つけて、モーションつけるとな。 色つけるのはフォトショ使って完全手動で行なわれているという。あれ、最初の人がしゃべった色着けの研究はもう何年も前に発表されてるのでは……。 で、モーションつける部分のツールを作って、いろいろそれっぽく便利にはなったけど、まだまだプロユースには耐えないのでもっと現場の意見を聞きたいとかそんなんだった。
あと一からモーションコミックスを作るのもありじゃねぇかというツールも作ったようだ。ただPCで絵を描くとやりづらい画材とかもあるのでオフで描きたい。ということで仮絵でアニメーションを作ると、その要素をタイリングして紙に印刷してくれて、あとはオフでお前ら好きに描けと。描いたのを取り込むと元の仮絵と置き換えてアニメーションできますよーと。単純だけどツールとしてちょっと面白い。
最後の人はアーティスト寄りの人。大学の人ではあるんだけど。アーティストだけどコンピュータを勉強していて、いろいろコンピュータそのものをメディアとして使うとアートはもっと広げられるんじゃないかとかそんな雰囲気の難しいことを言ってました。芸術とか難しくてわかりませんね。業(Art)ならまだわかりますが。 なんかモーツァルトの曲をばらばらにして遺伝的アルゴリズムで自動演奏させたとかなんとか言ってたような気がするけど、俺には何が面白いのかいまいちわかりませんでした。
お昼ごはんはずらしたい。レストランは当然ながら昼時にめちゃ混むのは把握したし、午後は特別これといったセッションがないので、どこかずらしたタイミングで飯食うことにしよう。
しかし昼はセッションも無いしどうしたものか…ということでEmerging Technologyをさらっと見てきた。 まあどれもさらっと見ただけなんでよくわからなかったが……。
Dynamic Projection Mappingのデモンストレーション?が丁度あって面白かった。 音楽に合わせて踊る的なやつとプロジェクションマッピングを合わせてやってて、 手に持った箱や板にプロジェクションマッピングされるのを3人で持って踊ってた。 最初はDynamicというのを知らなかったのですごい頑張って映像に合わせてるなぁと思ったんだが、 途中からもしかしてこれDynamicかという感じはしていた。でもよく出来てるな。 あと踊ってるのがYシャツ姿のいかにも学生然とした3人なのがまたそれっぽくていい感じだ。 見たら九州大学って書いてあった。やっぱり日本かよそれっぽいwwwwwww
あとなんか見たっけ。覚えてねぇな。
Symposium on Mobile Graphics and Interactive Applicationsというスマホとかその辺の……その辺のなに? なんかサブイベントみたいなのやってたんだけど、その中のMobile Graphicsというのを聞いてきた。
モバイルで数GBもあるモデルをどうやって描画しましょうって話。
内容覚えてないな……。あー資料見て思い出した。モデルをパッチに分割してテクスチャにエンコード、ランタイムではテクスチャをLODに合わせて適当なミップマップから取得してきて描くって話だった。そんなに難しいことはしてないなー。
モバイルGPUでレイトレする話……と思いきや、Samsungでモバイル用のレイトレGPUを試作した話だった。
けっこう速いらしいが、まあまだまだ、で?としか言えないな……。
Webアプリで使えるOpenSceneGraphの話……かと思いきや、単にPhoneGapでOpenSceneGraph使えるプラグインを作ったというだけだった。
はあ、まあ、作れるでしょうね……。 Web Appって言わねぇだろそれ……。
ちょっと時間が空いたので飯食って、3日目最後はこれ。パシフィックリム見ようと思った時には丁度終わってたんだよなぁ。
前半は、VFXの偉い人っぽいのがパシフィックリムについて熱く語る感じ。怪獣についていちいち全部紹介してったり、ウルトラマンとかもいいけどスケール感としてはこっちだよね!とかいいつつエヴァ流してみたり、熱いな。
コックピットの撮影シーンがすごかった。CGかと思ってたんだけど実写で、実物大のコックピットはシリンダーでぐおんぐおん動いてるし火花散ってるしこりゃあたまわるいな(誉め言葉)としか言えん。
後半はVFXテクニカルディレクターの人がこんなに苦労しましたよっていう話。香港でこの話できてよかったよ、なんたって香港はこの映画でいちばんぶっ壊される街だからね!とか。 雨降る海のシーンが大変だったとか。こんな感じのエフェクトを要求されたら御愁傷様ですとか言ってた。 どのくらい大変なのかはよくわからん話ではあるので適当に楽しんで聞いてました。
やっぱりパシフィックリム見ておけばよかったなー。面白そうだった。
3日目夜は特に何もないので普通に帰ってきた。 早い時間ではあったんだが、朝にあんまり混んでない道を発見して、そっちから帰ってきたのでそこまで混んでなかった。
コンビニで朝ごはん買っておこうと、セブンイレブンに行ってカップヌードルトンコツを買ってきた。中国語表記なのになんでトンコツって分かったのか後から疑問に思ったんだが、トンコツとカタカナで小さく書いてあったわ。
あとやたらと疲れてしんどいので甘い物も欲しいなと思ったらそれこそ日本製品しか売ってない。やはり甘い物は日本が最強なんだろうか。適当にチョコ買ってきた。
ホテルでは疲れたーしんどいーとか思ってたんだが、チョコ食ってしばらくごろごろしてたらかなり元気が出てきた。甘い物はつよい。明日はチェックアウトしないといけないので準備して、荷物どうするか調べたりして0時前くらいには寝た。帰ってきたのは19時前のはずなのになぜか遅い。