kumaryu日記
2007-05-09 はいはいバージョン管理
_ [monotone] 0.35
モデルのバージョン管理しなきゃなー、と思ってたら、 monotoneの0.35が出てた。
0.34のNEWSも訳してないんでいっしょに。
まず0.34。
2007年4月1日(日) 08:23:34 UTC 0.34リリース。 このリリースでは内部的なデータフォーマットが変更されています。 マイグレーションは普通にできます。 データベースを更新するには次のコマンドを実行してください。 $ mtn -d mydb.mtn db migrate この操作で失われる情報はありません。 また、0.26以降のバージョンとnetsync関係での互換性があります。 変更点 - 環境によって最適な方法でテキストを出力するようになりました。 必要に応じて近い文字に変換するか、'?'で置き換えます。 - Luaフックget_author()が二つ目の引数としてキー識別子を取るように なりました。 ブランチ名だけでなくキー識別子からもauthorを作りたいと思った時に 使います。 - 'chkeypass'コマンドは'passphrase'コマンドに変更されました。 - 'drop'、'rename'、'pivot_root'の各コマンドはデフォルトで ファイルシステムの操作も同時に行うようになりました。 '--execute'は受け付けなくなりましたが、 記録ファイルの操作だけにしたい時のために '--bookkeep-only'を受け付けるようになりました。 新機能 - monotoneが起動した時に呼ばれるnote_mtn_startup()フックが追加されました。 - 新しいLuaの補助関数spawn_pipe()が追加されました。 新しくコマンドを実行し、その標準入力と標準出力をpidといっしょに 返します。 - ssh-agentが常駐している場合、monotoneのキーをssh-agentのキーとして 追加するようになりました。さらにその後全ての認証をssh-agentで行います。 つまるところセッション毎に一回パスワードを入れれば良いってことです。 - monotoneのキーをSSHのキーとして書き出す'ssh_agent_export'コマンドが 追加されました。 - monotoneのキーを常駐しているssh-agentに明示的に追加する 'ssh_agent_add'コマンドが追加されました。 - 'pull'と'checkout'の組み合わせである'clone'コマンドが追加されました。 - 'automate put_file'で'automate put_revision'データベースにリビジョンを 格納できるようになりました。 - 'mtn cert'のautomate版として'automate cert'が追加されました。 - 'mtn set'のautomate版として'automate db_set'が追加されました。 - 'mtn ls vars'のautomate版として'automate db_get'が追加されましたが、 少々動作の変更があります。 その他 - contrib/ciabot_monotone_hookversion.pyが正しいbasic_ioパーサを使う ようになり、詳細なデータをciaサーバーに送るようになりました。 ただし、ゾンビプロセスを作らないように十分注意してください。 - contrib/monotone-log-of-pulled-revs-hook.luaは 取得したリビジョンについての情報を表示するLuaフックです。 - contrib/monotone-mirror-postaction-push.shは contrib/monotone-mirror.shが他のサーバーに自動的にデータをpushした後に 実行されるスクリプトです。 - contrib/monotone-mirror.luaはnetsyncのセッション終了後、 contrib/monotone-mirror.shを実行するLuaフックです。 - contrib/monotone-mirror.shはkeydirとkeyidの設定を受け取るようになり、 より上手く二重起動を防ぐようになりました。 - contrib/monotone.bash_completionはシグナルを処理するようになりました。 - contrib/monotone.elにcommitボタンが付きました。 内部的な変更 - 日付と時間の表示処理がよりBoostに依存しない形に再実装されました。 これによりBoost1.33.0に依存していたのが1.32.0まで下げられました。 - 沢山のコード整理。 - heightsキャッシュがインデックスを持つようになり、処理が速くなりました。 - 中で使ってるSQLiteを3.3.13に更新しました。 - 共通でない親を探すアルゴリズムが書き直され、 'pull'と'regenerate_caches'が速くなりました。
あと0.35。
2007年5月7日(月) 14:08:44 UTC 0.35リリース。 変更点 - 'mkdir --no-respect-ignore PATH'は.mtn-ignoreやLuaフック の無視指定を無視するようになりました。 - 秘密鍵(プライベートキー)はファイルパーミッションが設定され、 さらに安全な設定で保存されるようになりました。 - 編集可能なログサマリー (-mを付けないでコミットした時にエディタで編集するあれ) がどのブランチにコミットされるのかを含むようになりました。 - statusコマンドと編集可能なログサマリーは変更点についてもうちょっと 詳細な情報を表示するようになりました。 新機能 - 'mtn identify'のautomate版である'automate identify'が追加されました。 - リビジョングラフのルートを表示する'automate roots'が追加されました。 ルートというのは全ての親を持たないリビジョンのことです。 その他 - ワークスペースのルートはどう頑張ってもdropできないようになりました。 内部的な変更 - 中で使ってるLuaをバージョン5.1.2にしました。 - Mac OS X用のビルドファイルを追加しました。 - 中で使ってるSQLiteをバージョン3.3.17にしました。 - app_stateのコードを綺麗にしました。
0.34が結構変わってるねー。
いつのまにdropでファイルが消えるようになったんだろう?と思ってたんだが0.34からだったのか。NEWS良く読んでなかったから何変更があったのか分からなかったぜ。