kumaryu日記
2009-10-26
_ Kindleこわい
土曜日にKindle受けとりました。なんか好評につき$20値下げとかメールが来てたので関税送料込みで$300ぐらいかな。
Kindleってかいた段ボールの耳を引いてあけるといきなりKindleがぽろっと入ってる日本製品では考えられない梱包。しかもKindle本体の他には電源兼USBケーブルが一本入ってただけ。説明書きもない。沢山の言い訳がましい紙が入ってたNetwalkerとは大違いだわ。Kindleには電源つないで上の電源スイッチをスライドしてしばらく待てとだけ表示してあります。おお電子ペーパー。
で、結構長い起動時間を待つとインストール済みの電子マニュアルが開いてそれを読めという寸法。
まあそんな感じであとは普通。普通ってなんだよ。いやまあ想像通り。
画面はやっぱり綺麗。解像度そんなに高いわけじゃないはずだけど英文を表示するには十分だ。バックライトがないので目も疲れない。当然暗い所で読めないけど。
画面の更新はこんなもんかな。ページ送りに1秒弱くらいはかかってる印象。しかし遅いとは思わんのでこんなもん。一部書き換えなら速いのか、カーソル移動とかは普通にできる。
文字の大きさは設定で6段階くらいかえられる。表示は綺麗なのでちょっと小さめでいいくらいだ。
素敵なのは辞書搭載なこと。英英だけど十分。ページ読んでる途中でカーソル動かしてよくわからん単語に合わせると下にちょこっと単語の意味が出てきてくれる。これはマジで助かる。洋書読んでてもよくわからん単語読み飛ばしちゃったりするもんね。
ここまではハードorソフトの出来っていう話なので、想像通りなんだけど、こわいのはサービス部分。
出荷時点でAmazonのアカウントは既に登録されてて本当に設定無しですぐ使える。すごいなー。最初はすごいと思わなかったんだけど、今までのハードはたいてい買ったらまずユーザー登録をしてなんたらかんたらと必要だったのでそれが無いのは実は楽なんだと思った。
で、すぐにKindle Storeにアクセスして本が買えるようになってるわけだ。というか何も考えずにネットワークにつながってるんですけど…。もちろん設定とか無線LANがどうこうとか、接続料金がどうこうとか無し。設定画面を出すと上に3Gって出る以外はよくわからん。Amazonすげぇぇ!!
Kindle Storeにアクセスすると、いきなり「あなたにおすすめの本」が表示されてるわけですよ。うん、そりゃまあAmazonなんだから当然ではあるんだが、そりゃもうピンポイントな本が並んでるわけでして…。あぶねー機能だな!*1
それにつられてふらふら見にいくとお試しダウンロードが出来るので落としてみる。と、あなたのKindleに送っといたのでHome画面にそのうち出てくるよ的な表示が。Homeに戻るといつのまにかsampleマークのついたShaderX7とかが追加されてるわけです。もう読めるわけです。
これがお試しだからいいけど、普通に買ってもこうなんだよな?いやまだ買ってないんだけどさ、怖くて。Amazonにはクレカ登録してあるから何気にそこから引き落とされてHomeに追加されちゃうわけですよね。手軽すぎる。危険すぎる。
いやこれが日本語じゃなくて本当に良かった。日本語だったら際限なくAmazonに吸い取られていきますよ!想像してください。おすすめの本にラノベとか漫画とか並んでるんです。ぽちっとするとすぐダウンロードされるわけですよ。で読み終わったらすぐに次のをぽちするとすぐ読める。ふとんから一歩も出ずに幸せな生活をおくれます。死んでしまいますよ!
あとやっぱりいいのがかさばらない所。もう置く場所が無いんだけどなーというくらい本はあるんだけど捨てるのもどうよという技術書とか、もう場所の心配がありませぬ。そしてクソ重くて何度バラして読もうかと思うような本もねっころがって軽々読めます。置く場所がないから買わないという(自分への)言い訳がたちません。困ったな。
とまあベタ誉めだけど、やっぱりまだ不満な所はある。
ページめくりなんかは1ページずつ読むにはいいんだけど、一気にぱらぱらみたい時には非常にめんどい。というか無理。やたらと長い目次とかどうでもいい序文とか飛ばしたい時におっくうだし、最初から読むのはめんどいからとりあえず図をみて面白そうな所から読みたい技術書とかに不便だな。 目次からその場所へのリンクとかはあるからそれは便利なんだが、リンクとか章区切りとかない場所へ飛ぼうとすると遅いのは気になる。
ページの概念が無いのもまだちょっと慣れない。というのも、文字の大きさを変えればページ数も変わっちゃうのでページ数というのは意味がない。別に変な数字はついてはいるんだけど、これは文とか段落の数かな。単語にしては少ないし。まあなんにしてもちょっとわかりづらいわけだ。これは慣れの問題だと思うけど。
あとは…あとは…あんまりないな。薄いのはいいけど結構つるつるしててちょっとばかし持ちづらいくらいか。あと漫画読むには解像度が足りないかもしれない。スリープ時に出てくる絵を見る限りではそうでもないのかな。
そういやなんだかんだいって本はまだまだ少ないってのは問題だった。たしかにおすすめの本は出てくるんだがそれも13冊。しかもほとんど紙でもってるとか日本語版持ってるわってのばっかりだった。いやそんな精度で出してくるおすすめがおそろしいんですけど。すくなくとも技術書については多くはない感じかなぁ。新しめの本はけっこうあるみたいだけどね。まあ古い本が無いのは当然というか仕方ないか。あ、おすすめの本が少ないのは俺が米Amazonであんまり買ってないからのような気もするわ。
そうそう。スリープ時には内蔵されたいろんな絵がランダムでフルスクリーン表示されるんですけど*2、この絵を外から入れた任意の絵に設定する方法を真っ先に探したんですけど無かったんですよねー。萌えKindle化出来ないとかやっぱりAmazonはまだ分かってないなと。これは最大の不満点だわ。
日本の企業はこれを解消して漫画とラノベがふとんに入ったままどんどん読める電子ブックリーダーを作ったら大変なことになるでしょう。でも本体の出来はともかく日本企業はサービスが弱いからあんまり期待できないのが残念だよなぁ。
_ [Ruby] MacRuby 0.5とか
MacRubyをみたらちょっと前に0.5のベータが出てたのに気付いた。
入れてみて日本語と正規表現がちゃんと動くかチェック…お、うごいた!詳しくはチェックしてないけど、少なくともUTF-8の日本語を含む文字列を正規表現にマッチさせてちゃんと切り出したりできるのを確認。これで2chブラウザも安心して作れそう。というかやっと真面目に使えますね。
あとmacrubycとかいうコマンドが入ってたのでこれでコンパイルできるのね。と試してみたらllcが無いって。あれ、自分でLLVM入れないとだめか。 LLVMの2.6が出てるのを知ってたのに間違って2.5を落としてきたけどコンパイルに時間がかかるのでまあ2.5で試そう。試したらなんかリンクエラーが出た。これは2.6入れた方が良かったのかな。
ネイティブコンパイルできたらRubyだから重いとかなんとか考える必要ねーぜひゃっはー、とか思ったけどきっとそこまでは速くならんな、うん。結局動的なものは動的なんだし。ある程度は最適化してくれるんだろうが期待しすぎる程ではないだろう。
あと.NET4でIronRuby動かしたらどうなるかを試したいと思ってVS2010を入れようとした。あれ、β2ってサブスクリプションのみか。じゃあβ1を。
VS2010を入れてIronRubyを落としにいったら.NET4β2用があって、しかもそこからVS2010β2へのリンクが…。あれー?仕方ないのでβ1用のIronRubyを落したけどサンプルもいいのが無くもう寝る時間だったのでとりあえず保留にした。今度β2を入れてやることにしよう…。
_ Windows7とか
Windows7買わんのか言われたからWDDM1.1だけ魅力的なんだけどなーと言ったら、WDDM1.1はそのうちVistaにもバックポートされるというのを教えてもらった。
なんだ、Windows7なんて要らなかったんだ…。